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半年に及ぶ準備期間と3週間の渡航。Glocalizationというテーマの下、日々取り組んだ準備は、自分とは何か、将来、世界でどのような役割を果たしていきたいのか、正面から向き合うことのできた非常に濃い時間であった。
アメリカという国は、想像以上に多様であった。多様であることが当たり前の国であった。そうした環境だからこそ、自分のidentityの出処を意識しやすい状況にあったと思う。約70億人いるこの地球を見れば、自分なんてちっぽけな存在かもしれない。しかし、その1人ひとりが多様な背景を持ち、人と関わりあいながら、生きている。他国の異文化にどうしても目が行きがちではあるが、今回、日本人も十分多様であるという見方もあるのだと気付いた。そして様々な日本人に出会い、日本人としての幅を今後広げ、日本への理解を深めていきたいと思った。特に興味深かったのは、日系人の方々の存在である。国とは何か、国籍とは何か、何気ない理解で済ませていたことの複雑さを目の当たりにした。ヒト、モノ、カネの流れがこれまでにもなく活発となっている現代社会の中で、それぞれの国、文化、人種の明確な定義は変化し続けている。時にはそうした動きによって失うものに敏感になることもある。しかし、重要なのは現代社会を長い人類の歴史の中に位置づけて捉え、変化から生まれる多様性に価値を見出し、より魅力的な世界を構築していくことではないだろうか。このように世界をミクロマクロ、様々な視点から捉えることは簡単なことではないが、だからこそ、そこに面白さを見出している。そして将来、海外での勤務に夢を抱く自分にとって、今回の研修を通じて自分の国を意識することは絶好の機会となった。世界の中の日本を捉え、その中で自分が日本人としてどのような役割を果たしていきたいのか、今後も問い続けていきたい。

聖心女子大学 文学部 歴史社会学科 国際交流専攻2年 佐野裕美江

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